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2010年 社団法人黒石青年会議所 理事長所信


2010 年度理事長 村元 慎治

 

所   信

【はじめに】

2010年度理事長 村元慎治 私が幼少のころ、日本は高度経済成長下にあり、日本の自動車が海外にみる間に進出し、電気機器は世界から信頼されるようになりました。幼いながらに日本は勢いを感じる国で
あり、大人になればなるほど明るい未来が待っているような希望を抱いていました。
しかし、現在どのニュースを見ても不況不況と洗脳のように、私たちの脳裏に刻み込まれ子どもたちも少なからず、その不安を感じ取り将来に希望を持てず不安を感じているのではないでしょうか。確かにその当時、私たちは現在より物質的に裕福ではなかったでしょう。むしろ、不況といわれる現在の方が裕福な食事をとり、お金がないと言いながら
旅行し、高価な物を身につけ、さらには高度な技術や情報を駆使しながら世の中の利便性や安全性も発達しています。つまり『豊かさ』というものは、現在という瞬間の生活水準と一致するものではなく、ある程度の期間で見た良い方向への成長感で、人は『豊かさ』を感じているように思えます。不況だから仕方ない、政治が悪いからなど何かのせいにすることなく、私たち(社)黒石青年会議所は、地域の大人や子供たちがこの地に誇りを持ち、未来に期待の持てるベクトルのような存在を目指さなければならないと考えます。

 

私たちが大切にするべきこと

 人は何を見て感動するでしょうか。何を見て憧れを持ち、前を向いて努力し始めるでしょうか。美しい自然やすばらしい映画もそうですが、私が子どもの頃感動を覚えたのは、人の能力の可能性でした。同じ年なのに、自分より信じられないくらい足が速い人、写真のような美しい絵を描ける人、緊張した場面で誰よりも大きいホームランが打てる人、流れるようにピアノを弾ける人などを見て感動した覚えはないでしょうか。その能力は個人差があるものの少なくとも、その能力を伸ばすべくその人は努力をしているはずです。人は努力をして高い能力を持った人を見ると感動し、心が明るくなりそして自分も影響を受け努力し始めます。
私は地域を明るくし、人の心を明るくするためには、まず前向きな思想をもって己を律する努力をすべきだと考えます。そのことにより自分のポテンシャルを引き出すことができ、さらにその影響受けたものが、自らの潜在能力を引き出すという拡がりができ良い方向に進むと考えます。この不況の中、自分の会社経営も大変なのに、青年会議所の活動などやっていられないという人もいるでしょう。私自身も実際そう思った時期がありました。
しかし地域や人のために何かをすることは、ボランティアをしているという感覚ではなく、自分の人生を満足させるために勉強し、自分を磨き、謙虚に『させて頂いている』という感謝の気持ちをもって、活動していくべきです。
人は決して一人では生きていけません。他人に生かされているのです。また人は自分が幸せになるだけでは満足できない。はたまた、自分が幸せでないと他人を幸せにすることもできないものと考えます。自分の大切な人、次にその周りの人、そして私たちの地域を幸せにしてこそ、深い幸せを感じられるのではないでしょうか。
そして、私たちは目で見、耳で聞き、身体で感じたものを運動や活動に反映させ、決して結果に満足することなく、それを継続しさらなる発展をしようとする過程を次の世代、その次の世代へと継承し続けていくことがもっとも大切なことだと考えます。

 

魅力ある事業の継承

 青森県は全国所得ランキングでは毎年下位、平均寿命の短さは毎年上位とあまりいい話がありません。しかし三内丸山遺跡でその歴史的常識がひっくり返ったように、青森の潜在能力は決して低いものではないはずです。ねぶたに代表されるように、短い夏に爆発的なエネルギーを燃やす青森県人のパワーは日本のみならず、外国人も参加するなど、世界からも注目されています。日本三大火祭のひとつと言われますが、日本一のエネルギーを秘めた祭りであると言えるでしょう。
現在、(社)黒石青年会議所では、黒石ねぷた祭りやふるさと元気まつりなど様々な事業を行っています。近所との繋がりが薄くなった今の時代、地域の人々が交流を深めるすばらしい機会です。その祭りを通じて、地域のコミュニティーが活発に行われます。昨今、少子化や不況の折、私たちが大切にしてきたねぷたが継続困難な地域も出てきて、台数も一昔前より減っている状況です。その中でも各町内会や子供会の参加が今もなお多いことで、その意味するところは黒石のねぷた祭りは見るものではなく、昔から参加するものであるという意識に他なりません。それはその数だけのコミュニケーションが存在するわけで、他の祭りよりも人との関わりを重視してきたすばらしい一面があります。私たちは、黒石ねぷた祭りの維持だけにとどまることなく、人との繋がりを大切にする良い面を伸ばしていくことを考えなければなりません。また、子供たちには、正調黒石ねぷたばやしの講習会や、ねぷた灯篭事業を通して、伝統を継承するために重要な役割も果たしています。そして、ふるさと元気まつりを通じて、子どもたちが感動し、将来地元に根付いて、黒石をもっと良くしたいと思える様に私たちは魅力あるまちづくりをしなければなりません。

 

【困難に立ち向かう強い意思】

 私は黒石に生まれ、黒石で育ちました。そしてこれからも黒石で生きていきます。
様々な事情があって、若者がふるさとから離れていっているのも事実です。現に地方は年々人口が減少し、とりわけ高齢者の割合が高くなっています。でも世界に目を向ければ、戦争や貧困により、生まれ育った場所に住みたくても住めない、移民を余儀なくされた人たちがたくさんいます。その人たちは日本の取材陣に対して口々に「自分が生まれた場所で生き、そしてその場所で死ねることほど幸せなことはない。早くあなたたちも旅行なんかしてないで国へ帰りなさい」と言うそうです。誰しも色々な世界を見てみたいし、いろんな場所に行ってみたいでしょう。しかし自分が生まれた場所へ帰りたいというのは人間の、広く言えば動物としての本能ではないでしょうか。生まれ育った場所を愛し、そこで暮らせることに幸せを感じて、この現在の混沌という状況を明るい方向へ目指していかなければならないと思います。私たちまでもが困難から逃げていては地域の未来は相当暗いものになってしまいます。地域のために努力することは、(社)黒石青年会議所の存在意義そのものであります。
今年度、(社)黒石青年会議所は創立55周年という節目の年、ここまで築き上げて頂いた先輩諸兄に敬意を表して、JAYCEEという誇りをもって行動して参ります。そして、同じ志を持つ会員を増強し、今後のビジョンを考え、さらには、公益社団法人格取得また(社)日本青年会議所、常任理事(東北地区協議会会長)輩出LOMという、いまだかつて経験したことのないようなことにも、私たちは前向きに考え一致団結して立ち向かう強い意思が必要です。

 

【終わりに】

同じものを買うときでも、同じものを食べるときでも、わざわざ近隣の町まで買いに行ってないでしょうか。近くにもっと大きな町があるから、商品は同じでも遊び心が近隣の町まで足を運ばせます。このような近くにすぐ行ける町がある地域性から、黒石は発展しにくい場所にあるのかもしれません。確かに私も黒石の街中ってどこなの?と聞かれれば返答に困ることがありますが、黒石では『こみせ』が国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定され、観光客も増えてきています。
そして今、近代的なアーケードや店舗が次々と造られている中だからこそ、『こみせ』は特異性があるのでしょう。この『こみせ』は他のアーケードとは異なり、通り行く人が雨や雪に濡れないように、自分たちの敷地を提供し合ってつくられた歴史的背景があり、その温かい人間性が垣間見られる部分が黒石らしさであると思います。
私はこの苦しい経済状況の中で、博打的な新しいものに挑戦するよりも、今あるすばらしいものを充実し発展させてから、新しいものに挑戦した方が、老舗の良店が長い年月をかけて脈々と進化するように、強い豊かな社会が出来上がるのではないかと考えます。
私たち青年経済人は地域社会から必要とされる存在となるため自分を磨き、地域への貢献に繋がるように努力し、そして地域を支える使命と度量を兼ね備えた、力強い団体となるために、志をひとつに、地域を愛する強い(社)黒石青年会議所を目指すことをここに誓います。

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基本理念

 

JCを通じて、人としての生き方を学び、地域社会に貢献することで明るい豊かな社会を目指す。

 

スローガン

強い意志で、前向きに未来へ 継続は力なり

基本方針

  1. 会員の拡大と資質向上
  2. 公益目的事業の発展と継続
  3. 55周年事業の実施
  4. 公益社団法人格の申請
  5. 東北地区協議会会長輩出LOMの自覚

2010年度 職務分掌

55周年特別委員会

会員増強委員会

ねぷた祭り運営委員会

はやし講習会運営委員会

ふるさと元気祭り運営委員会

ねぷた灯篭運営委員会

総務委員会

事務局長・事務局員

公益社団法人格取得特別室

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社団法人 黒石青年会議所 〒036-0307 青森県黒石市市ノ町5-2 黒石産業会館3階 TEL.0172-52-3369 FAX.0172-52-3376



社団法人 日本青年会議所東北地区青森ブロック協議会2009年度会長 野呂 貴憲ブログ